皆さん、こんにちは!
北海道北見市でカメラマンとして、日々撮影の仕事をしている亀井です。
今日の北見市は雲も多く、時折冷たい風が吹く天気になっています。最高気温は16度の
予想で、平年より若干低めで推移しそうです。明日以降は20度を超えて暖かい日差しが
戻りそうですが、土曜と日曜は雨が降り再び寒くなりそうなので、体調には気を付けて
お過ごし下さいね。さて、今回は春の山菜コシアブラの話題をお届けしています。
先日、北見市から約2時間移動して採取して来ましたが、本日はその名前の由来と幹の
特徴についてお伝えしますね。コシアブラは沖縄を除く日本全国に分布するウコギ科の
落葉高木です。自生は山地の林内に多いと言われています。名前の由来は古代に樹脂を
濾過して油を採取した事に因んでいます。この樹脂は平安時代にウルシが普及するまで
錆び止めの塗料(ゴンゼツ)の原料として珍重されました。その為、別名をゴンゼツや
ゴンゼツの木とも言われます。秋には葉の色が黄色や白銀色に変化し、周囲の黄葉との
コントラストが美しい為、観賞用として庭に植える事もあるそうです。
樹高は最大で20m近くになりますが、山道付近の物は山菜として芽摘みされ5m程度に
留まる事が多い様です。樹皮は灰白色で、皮目と呼ばれる細かな点々があります。
樹齢を重ねると樹皮が剥離して黒光りします。材は箸や爪楊枝、マッチの軸に使われて
皆さんの身近にも存在しています。では、そんなコシアブラの幹をご覧頂きます!
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