皆さん、こんにちは!
北海道北見市でカメラマンとして、日々撮影の仕事をしている亀井です。
今日の北見市は青空が戻り気持ちの良い天気になりました。最高気温は27度の予想で
夏日になりそうですね。この先暫くは、同じ様な気温の予報ですが、曇り空の天気が
続きそうです。さて、今回は街中に戻って来たぼんぼん祭りの話題をお届けしている
ブログですが、本日は懐かしの金魚すくいの写真をご覧頂きます。私達が幼い頃から
お祭りの代表格と言えば金魚すくいですが、そもそもいつ頃から金魚を持ち帰る様に
なったのか?今日はそんなお話をしてみたいと思います。最初に金魚が誕生したのは
今から約2000年前、中国での事でした。中国に生息する野性のフナから、突然変異
した赤いフナが誕生し、それが金魚になりました。日本には室町時代だった1502年、
中国から大阪の堺港にやって来たのが始まりと記録されています。日本にやって来た
当初は、貴族や富豪などのお金持ちが飼育する、高級なペットと言う位置付けでした。
しかし、江戸時代になると日本に金魚の養殖技術が入って来て、養殖が盛んに行われ
庶民でも手にする事が出来るペットになりました。その後江戸後期に、金魚すくいが
誕生し多くの人達が金魚すくいを楽しむ姿が、浮世絵や綿絵に描かれています。
しかし当時の金魚すくいは、今の様にポイを使ってすくう形ではなかった様です。
当時に描かれた浮世絵から推察すると、手で掴み取ったり、針金で作られた網を使い
すくっていたのではないかと考えられています。そして、明治時代になると、現在の
様にすくった金魚を持ち帰ると言う形が取られています。それに伴って、現在も金魚
すくいで使われるポイの原型が誕生します。それまでの網ですくう方法では、容易に
たくさんの金魚をすくう事が出来た為、面白みが無くゲーム性に欠けた事から、今の
様な形に落ち着いた様です。今年のお祭りでも多くの子供達が、金魚すくいを楽しむ
姿が見られ、いつの時代にも通用する体験型の遊びだと感じました。
それでは、今回の金魚すくいの様子をご覧下さい!
コメント