今日も朝からオホーツクブルーの空で、気持ちの良い一日になりそうな北見地方です。
最高気温はマイナス3度、最低はマイナス13度と、平年並みの気温で推移しそうです。
さて、今回は冬のオホーツクを駆け抜ける流氷物語号を特集していますが、数々の問題を
抱えながら誕生した列車です。運行開始までJRも地元関係者も、利用客数の想像も付かず
スタートしました。運行は知床斜里駅を起点に2号、1号、4号、3号の順に運転されて
います。しかし、整備点検の都合上、夜に釧路の車両基地まで回送し、翌朝に知床斜里駅
まで戻す事が節約の条件となった為、やむを得ず知床斜里駅が起点となっています。
でも、この節約によっていくつかの問題も生じました。オホーツク沿岸の大きなホテルは
網走に集中しており、斜里駅にあるホテルは僅かでした。その為、この列車に乗れるのは
本当に少なく2両編成に10人程度と散々な状況が続きました。また、この観光列車で大事
なのは団体のツアー客ですが、その殆どは網走に宿泊するので、当時のダイヤでは朝一の
10時56分発は時間が遅すぎると言う理由でツアーには組み込み難いとの判断でした。
これによって、乗客数が伸び悩み、JRと地元関係者は頭を抱える事になります。まだまだ
問題山積の流氷物語号でしたが、この先どうなって行くのかは、また次回の記事でご紹介
させて頂きます。では、今日の1枚です!
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