皆さん、こんにちは!
北海道北見市でカメラマンとして、日々撮影の仕事をしている亀井です。
早くも今日から11月に入り、今年も残すところ2ヶ月となりました。街の中の樹々も葉を
落とし、雪の季節が到来した事を告げています。今日の北見市はスッキリしない空となり
最高気温は13度、最低は0度まで落ちる予報となっています。夕方からは雨になる予報も
出ているので、暖かくしてお過ごし下さいね。さて、今回からは西の夜空に長い尾を引き
輝いていた紫金山・アトラス彗星の写真をご覧頂きます。2023年1月に中国にある紫金山
天文台によって初めて発見され、2月には南アフリカ天文台の、小惑星地球衝突最終警報
システムにより再発見されたのがアトラス彗星です。残照の空に、一筋長く尾を引く姿が
天文ファンを魅了し、多くの方が撮影に成功した彗星です。太陽系には数百万個の彗星が
あると言われていて、そのうちの一つでもある紫金山・アトラス彗星は、太陽系の外縁を
取り囲む氷微惑星の集まりである、オールトの雲からやって来た長周期彗星だと考えられ
軌道周期は何と約8万年と言われています。中には太陽系に戻って来る事は無いだろうと
考えている天文学者もいるそうです。現在でも双眼鏡を使用すると、目にする事が出来る
アトラス彗星ですが、観測のピークは過ぎており見えなくなるのも時間の問題でしょう。
現在もSNSでは、アトラス彗星を撮影した写真が多くアップされていますが、その多くは
同じ写真を何枚か重ね、見えやすくした物も多く散見されます。今回私がお見せするのは
撮ったままの写真になるので、画面のどこにあるのか探してみて下さい。では8万年後に
見えると言われている、紫金山・アトラス彗星の写真をご覧下さい!
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